ワックス製法の選択

堅さや形状の種類が豊富なワックスを使い分けることで、様々なシルバーアクセサリーやジュエリーを作ることができます。堅いハードワックスでも彫刻刀で楽に掘れる程度の堅さなので金属を削る大変さとは比べ物にならない造作し易さがあります。ソフトワックスだと手の熱でも変形するものがあります。形状はリングやブロック、シート、粘土状など様々。 ワックスで作ったものを鋳造する場合のリスクとしては、厚みのあるヴォリュームあるデザインがワックスの持ち味ながら、その厚みにより、気泡が入りやすく、巣とよばれる穴ができやすいという難点があります。鋳造との比較ですと、彫金のような密度の詰まった仕上がりに欠け、ふわっとした金属という感覚です。ワックスはロウですので、重さの感覚が違います。あとでワックスが地金になった時の重さ(シルバーの場合は、ワックスの重さ×10.4=地金の重さ)を考えておかないと、鋳造後に思わぬ重さになってしまうことがありますので、事前にイメージしておきます。もちろん重くなるとコスト増になります。鋳造では、表面に多少「ス」(小さなヘコミや荒れ)が入ってしまうのは物理的に避けられません、業者の技術レベルや作ったものによっては大きく凹んでしまう場合もあることを覚悟し、彫金では作れないような造形のときに鋳造製法(キャスト)を選択します。そして、鋳造後微量ながらサイズが縮みます。それも考慮し、ワックスの段階で少し大きく作ってから鋳造します。

指に合わせてつくる手作り指輪

指の方を既製の指輪に合わせたいなら、号数を知る必要があります。 指に合わせて指輪を手作りするなら、指まわりを測定して作ればよいので、号数は関係なく、ジャストなサイズであつらえることができます。 ちなみに指輪のサイズは服や靴のサイズ同様に、日本サイズとヨーロッパサイズ、アメリカサイズはそれぞれ異なります。センチとインチでの違いがあるように、換算チャートで調べても若干のずれのある単位となっています。 指輪のほか、ペンダントのチェーンの長さにも規格があります。 センチやインチ、フィートなどの単位が違うように、ネックレスの長さにしても、インチで輸入された長さは、日本の定番45センチサイズと微妙に異なりますのでインポートものの場合は留意が必要かもしれません

オリジナルの結婚指輪手作り編

小さな渋谷の工房からお互いに生みだされる温かみのある手作りのORIGINAL RING

ウェディングのための指輪